Monday, December 11, 2006
恩送り
フィリピンでの2年間が終わろうとしている。
そういえば、2年ぶりに会ったhiroから「すごく変わった」と言われた。自分の意見をちゃんと言えるようになった、こだわりができた、弱音を吐けるようになった、素直になった、ねと。
何が自分を変えたんだろうって考えてみた。フィリピンに来て、自分とは違う習慣とかやり方にさらされて、自分がどんなことが好きで、どんなときにいやだと思うのかとか、自分自身をidentifyできた気がする。
月並みかもしれないけど、ありがとうの気持ちでいっぱい。たくさんの出会いをして、いろんなモノを受け取った。これから、フィリピンを離れても恩送りしていきたい。受けた人に返すのが恩返し、誰かまた違う人へと返すのが恩送り。
maraming maraming salamat po!!
Wednesday, December 06, 2006
Tuesday, December 05, 2006
kiss
目をつぶると世界が遠ざかり
やさしさの重みだけがいつまでも私を確かめている
沈黙は静かな夜となって
約束のように私たちをめぐる
それは今
隔てるものではなく
むしろ私たちを取り囲むやさしい遠さ
そのため私たちはふとひとりのようになる
私たちは探し合う
話すよりも見るよりも確かな仕方で
そして私たちは探し当てる
自らを見失ったときに
私は何かを確かめたかったのだろう
はるかに帰ってきたやさしさよ
言葉を失い清められた沈黙の中で
おまえは今 ただ息づているだけだ
おまえこそ 今生そのものだ
だがその言葉さえ罰せられる
やがてやさしさが世界を満たし
私がその中で生きるために倒れるときに
『kiss』谷川俊太郎
やさしさの重みだけがいつまでも私を確かめている
沈黙は静かな夜となって
約束のように私たちをめぐる
それは今
隔てるものではなく
むしろ私たちを取り囲むやさしい遠さ
そのため私たちはふとひとりのようになる
私たちは探し合う
話すよりも見るよりも確かな仕方で
そして私たちは探し当てる
自らを見失ったときに
私は何かを確かめたかったのだろう
はるかに帰ってきたやさしさよ
言葉を失い清められた沈黙の中で
おまえは今 ただ息づているだけだ
おまえこそ 今生そのものだ
だがその言葉さえ罰せられる
やがてやさしさが世界を満たし
私がその中で生きるために倒れるときに
『kiss』谷川俊太郎
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