skip to main |
skip to sidebar

今日は7年目の結婚記念日。近くの川沿いの道をふたりで歩いた。まるで桜にお祝いしてもらってるみたいに、町のあちこちで桜に出会った。
神社の境内で私の何倍も長い時間、神様に向かって目を閉じて手を合わせてたhiro。何をお願いしてたんだろう?
帰り道、四ツ葉をみつけた。7年目だからねって合わせて7枚の葉を摘んだ。普通の土曜日、普通の散歩道。これからもこんな記念日を重ねていきたい。
Dear Chimbo FriendsChimbo Friendsのブースに居れたことは、初めてNGOというものに生に触れる経験になりました。何回もジンバブエとかセネガルとかビサップとかバオバブとか口に出して言ってみて興味持って聞いてくれた人に会って、私にとってはどうしても遠い存在にしか思えなかったアフリカに少しだけ近づけた気がしました。こういうの親近感が沸いてきたっていうんですかね?静かに、なんか、自分の中にぽとりと落としてくれたように思います。最高のSakura祭りになりました。ありがとうございました。記念写真を添付しますね。あい
さくらまつりに参加するのは今年で2回目。お客さんとして参加するのと、受け入れる側で参加するのとでは180度見え方が違った。私たちのchinbo friendsのブースにはたくさんの人たちが立ち止まってくれた。セネガルから海を越えてやってきたバオバブの実とビサップの葉はchinbo friendsの想いをブレンドして、たくさんの人たち心の中に入ってくれた。
今日は世の中にはステキな人がいるんだなぁって改めて思った。一緒にジュースを作った赤星さんとJrくん、名前の通り、赤い星みたいにぽかぽかと光っていて、その光でこちらまで照らしてもらってる感覚がした。長い時間を過ごしていなくても、通じ合えることってあるのかもと思った。あり、あり、ありがとう!(林賢バンド風)
我が家のトイレットペーパーについて。
1.1ロール18円2. リサイクル紙で地球に優しい3. ダブルで柔らかくておしりに優しい4. シンプルで無駄のないデザイン5. 芯に「毎度ありがとうございます」の思いやり
これ以上のトイレットペーパーがあるだろうか?使い終わるたびに、「こちらこそ、ありがとう」そしてこれからもよろしくです。
「となりに赤ちゃんが引っ越してきたみたいだね。ほら、泣いてる。」「かわいいね。」「うん。」
かわいいね、って言うそんなhiroが好きだと思った。
そして今日はhiroが生まれた記念日。おめでとう、これからもずっと一緒にいようね。
豊かに膨らんだ桃のつぼみ。いつ花を咲かせるのが一番いいのか、じっと待ってるみたい。春の来ない冬はないことをちゃんと知っている。つぼみはまだ咲かないけれど、あたたかく見守っていよう。
窓からの日差しはもう春で、ぽかぽかと私たちの小さな部屋を照らしていて、そこには、優しくなりたいわたしがいる。心の中に沸き出るいじわるをたくさん言った。苦しめて、悲しませて、謝らせて、それでも優しくなれないわたしがいる。一体私はどうしてほしいんだろう。
母の待つ家の玄関のすぐそばでいつも迎えてくれる沈丁花。今年も優しい香りで咲いている。この花の香りがすると、すーっと記憶にリンクして、ふと懐かしいところに戻ってきた気がする。「ただいま」、「おかえり」
そんなあたりまえのやりとりが懐かしい。
「何を考えるか、ですか?」赤く染まったその横顔に僕は聞き返した。「自分が死ぬときに?」「そう」 『MOMENT』本多孝好
「ケチでもいいよ。ケチなやつは許せる。それはそいつの生き方だから。だけど、自分の惚れた女にケチするやつは許せない」by岡本太郎電気とか水とか、節約を心がけるこの頃だけど、好きな人への気持ちは出し惜しまずにいたいなと思います。
春の語源説は、万物が「発(は)る」草木の芽が「張る」晴天が多いから「晴る」年が開けるから「開(は)る」畑を「墾(は)る」・・・とか色々だってね。
でもやっぱり、春は「春佳ちゃんが生まれたのが春」だから春です!お誕生日おめでとう!(パチパチパチ・・・!!)
帰国して以来、まるで生まれ変わったような自分季節がいつのまにかごっそりと変わるみたいな、玉手箱を開いておばあちゃんになったみたいな、そんな感じ。もう戻れないのかな、ほんの少し前の自分が眩しくて、羨ましい。
初めまして!かりん姫。あっこちゃん、こんなにかわいらしい女の子のお母さんになったんだね。本当におめでとう!光の森でハイハイするかりん姫とそれをおっかけるあっこちゃん。微笑ましかった〜。はるかちゃん、美味しいパンのレストラン教えてくれてありがとう!そういえば、はるかちゃんと遊ぶときはいつもプリクラしてるね(笑)またみんなで遊ぼうね〜。

わたしの名前は「あい」。お母さんの飼っている猫の名前も「あい」。のら猫だったあいちゃん、今ではすっかりなくてはならない家族。お母さんに抱っこされてしあわせそう。
同じ名前をつけさせるくらい、寂しい思いをさせたのかな。ごめんね。
ふたりのあいちゃんをどうぞよろしく。
こんなにぴかぴかに晴れた冬の朝は寝ぼけてまだまつげについてるしずくまで凍りそうです日曜日ホッカイロをポケットに1日だけのアルバイト試験監督14人TOEICを受けた人459人今日顔を合わせた473人の内のひとりから「僕、どこかで会ったことあると思うんです」曹くんは中国からの留学生そう、3年前に教えたことのある曹さんの息子さんでしたホッカイロ ¥50からだめぐり茶 ¥1501日のアルバイト代 ¥6,000突然の再会 priceless
hate crimeとは、偏見や差別のために起きる犯罪のことを言うらしい。わたしがこれまで出会ってきた、社会の創り上げた価値観に許されない存在として生きている大切な人たちが頭に浮かんで、ラストシーンを受け入れることができなかった。"Brendan"として自分の価値感を静かに貫いている人たちを知っている。わたしも自然に"Lana"になっていたこともある。ただ誰かを好きになるということ。そんな人としてごく自然な気持ちを、男とか女とかふたつに振り分けない今であってほしいBoys Don't Cry 1999 Kimberly Peirce監督 / Hilary Swank主演
私は言葉を休ませない時折言葉は自らを恥じ私の中で死のうとするそのとき私は愛している何もしゃべらないものたちの間で人だけが饒舌だしかも陽も樹も雲も遠い飛行機が人の情熱の形で飛んでいく青空は背景のような顔をしてその実何もない私は小さく呼んでみる世界は答えない私の言葉は小鳥の声と変わらない
谷川俊太郎『30』
自分の心の声さえ聞こえない
自分の耳さえ澄ましてくれない
自分の足跡さえ見えない
自由という世界で
奔放できずに翻弄される自分
百人の われにそしりの 火はふるもひとりの人の 涙にぞ足る 九条武子『白孔雀』たくさんの出会いからは遠ざかっているこの頃。仕事をしていないわたし。一生懸命生きてないとなんだか申し訳ない気持ちになってしまう。なんだか外にでたくない。
2年半ぶりのふたりきりの毎日。自分をわかろうとしてくれる人が一人、目の前にいるということ。それがどんなに自分を強くしてくれることか。
新しいパートナー誕生「おめでとうございます。このMacBookはあなたに出逢うために作られたのです。」これまでと変わらない日常なのに、まるで新しい彼女でもできたみたいに、いろんな作業が新鮮に感じられる。感動!
不器用なわたしをどうぞ支えてください。どうぞよろしくです。(ぺこり)

フィリピンでの2年間が終わろうとしている。そういえば、2年ぶりに会ったhiroから「すごく変わった」と言われた。自分の意見をちゃんと言えるようになった、こだわりができた、弱音を吐けるようになった、素直になった、ねと。何が自分を変えたんだろうって考えてみた。フィリピンに来て、自分とは違う習慣とかやり方にさらされて、自分がどんなことが好きで、どんなときにいやだと思うのかとか、自分自身をidentifyできた気がする。月並みかもしれないけど、ありがとうの気持ちでいっぱい。たくさんの出会いをして、いろんなモノを受け取った。これから、フィリピンを離れても恩送りしていきたい。受けた人に返すのが恩返し、誰かまた違う人へと返すのが恩送り。
maraming maraming salamat po!!
さようなら大好きな人
ずっとずっと大好きな人
心から認めてもらうこと、それはここにいる証しをもらうこと。
Hanggang sa muling pagkikita!
目をつぶると世界が遠ざかりやさしさの重みだけがいつまでも私を確かめている沈黙は静かな夜となって約束のように私たちをめぐるそれは今隔てるものではなくむしろ私たちを取り囲むやさしい遠さそのため私たちはふとひとりのようになる私たちは探し合う話すよりも見るよりも確かな仕方でそして私たちは探し当てる自らを見失ったときに私は何かを確かめたかったのだろうはるかに帰ってきたやさしさよ言葉を失い清められた沈黙の中でおまえは今 ただ息づているだけだおまえこそ 今生そのものだだがその言葉さえ罰せられるやがてやさしさが世界を満たし私がその中で生きるために倒れるときに
『kiss』谷川俊太郎
こんなに愛されているということに気づく最後の日々。誰かの卒業式で泣いたのは初めて。共に苦労を重ねた仲間たち。胸に溢れるあつい気持ち。生きていてよかった。ここにいていろんなことに出会い、そう思う。
「涙、笑顔、願い、迷い、希望、切望
生まれて来たもの
向き合っているもの
すべていつか旅立つもの
愛おしんで 悲しんだら
そこからきっと愛になるよ」
去り行くものはどうしてこんなにも愛おしい。
熊本城、399才だって。私はね、今日から33才。これからも若さじゃなくても、「ステキ」を探しに行くよ。

考え事をしながら渋滞で詰まった車の間をPC小脇にすり抜ける。あれ?空ってこんなに赤かったっけ。ビルに照り返すマニラの夕日。いつのまにかこの喧噪も日常の景色。
2年ぶりの再会。やっと会えたね。
こんなにも愛してくれているということを正面から受け止めよう。
正念場:本当の自分を演じるとき。
Japan Foundation、BOI、NCF、JICA、AFINITE・・・帰国を目の前に控えて、報告会やワークショップが立て続く。ここぞという場面を、どうか一番自分らしく乗り切れますように。

久保先生、ありがとう。先生がいてくれて本当に心強かった。そのナイーブで優しい性格。きっちりしていて心配性で。いっつも笑わせてくれたね。たくさんたくさん美味しいものを一緒に食べたね。日本に行っても友だちを作って楽しく過ごせますように。また会える日を心から楽しみにしています。
久しぶりに立ち止まって遠くをみる未来への希望と不安無限の可能性といえば美しいなにもないから失うものもない目印がほしい自分の灯台がほしい下ばかりをみては足元をすくわれる少し遠くを見ていよう絶妙なバランスで今日から明日をつなぐ
日曜日の電話Earl grayの紅茶
近所のカフェの一番はじっこのカウンター
朝一杯のシリアル
黄色いマグカップコーヒーの香り
まっしろのi-pod
ジョリジープのキラウィン
ローライズのカーキのパンツ
おそろいのTシャツ
passion fruitのアロマオイル
noniソープ
Narda’sのスカーフ
青の花のかばん
黄色のシャープペン
Dinのチョーカー
和紙のベットライト
お気に入りのブックカバー
枕元の日記帳
すきなものに囲まれてると
カラダもココロもmasalap!
家族のこと、それは最大の愛であり、最大の義務。壊れたときの衝撃は・・・私には想像できない。家族のために帰国している友だち、がんばってほしい。
今日はたくさん自分の話をした。協力隊に来て、こんなに自分の昔のことを話したことなかったかも。驚かれた。いつも聞いてる役ですよね、と言われた。人に映る自分って不思議。
電話を枕元に置いて眠る準備をする。土曜の夜の私の日課。hiroの電話のベルで目が覚める日曜日。私は朝、hiroは夜。夢の話をする。「うんうん」と聞いてくれる。今こうして太平洋を挟むくらい遠くにいても安心してがんばれるのは、hiroが優しい安心を毎週くれるから。ありがとう。


大きな声でおなかを抱えるほど思い切り笑う毎日。正直に気持ちをぶつけたり、怒ったり、泣いたり、あきれたり、ガマンしたり。このシアワセにやっと気がついたら、もうあと半年かぁ。。
ここで見つけたいちばんの友だち短く形容するなら天真爛漫自由奔放自信過剰あなたのそばにいると自分の気持ちも明るくなれる気がする
夕刻のマカティ車はなかなか進まない
渋滞の車のライトがきれいだったから
「うわ、きれい!」と声にだしたら
「これをきれいだと思う気持ちがきれいだね」と言われた。
ふうん、と思った。
そこに美しいものがあるから美しいんじゃなくて、
美しいと思う心があるから美しい
そういうものらしい
さようならサンパギータ、おつかれサンパギータ。奨学金委員会を卒業です。去るのは苦手。見送られるのも苦手。自分のやってきたことの価値をはかられるようで怖いから。
コンピューターリテラシー。これなしではもう生きて行けない私の日常。便利で厄介な文房具ができたものです。
フィリピンで最も貧しいといわれる苦悩の島サマール。もしも目に見えるものだけに価格付けするのなら、
いわゆる先進諸国が経済的先進国であるように、確かにサマールは貧しいのかもしれない。
いわゆる途上国と呼ばれる土地に住む人々の開発へのあこがれ、そこに届いた民際協力としての氏の試み。貧困、スラム、人口流出、侵略戦争の爪あと、軽蔑される日本人、糞尿からのバイオガス・・・
柔らかしいタイトルや挿絵にある子どもたちの笑顔光る写真からは想像もできないサマールの重い現実。そのことを冷静に思考し、これだけの労力を費やして生み出されたこの本には、現実から目をそらない氏のサマールへの愛情が端々に溢れている。
あらゆる現実を知った上で、氏によって「幸せの島」と名づけられたサマール。もしも目に見えないすべてを価値付けられるなら、サマールはものすごい価格になるんだろう。あからさまには目に映らない豊かさにゆっくりと輪郭をつけてくれる1冊。 『幸せの島サマール』北上田毅
北上田氏は現在、JICA草の根技術協力事業
「生計向上プロジェクトと結びついたトイレ普及事業」にて奮闘中。
「放浪記」を読んだ21才の6月、大学前から四国までひとりでヒッチハイクをしたっけ。自分を試すと確実に強くなることを知った夏。それは33才の今も変わらない。
待ちに待った日曜日朝の長電話"you have 60 seconds left."その残りの60秒に
思いつく限りの嬉しいことばをさがす「そのおもしろいことをいわないところが好き」
「あたりまえだろ」日曜日の朝たあいないしあわせ
ピアスを欲しがったり、髪を切りたくなったり、本を読みたくなったり。平和に幸せな時間を過ごしてる。「アイさんなんか明るくなりましたね」こういうセリフ、結構プラスの力になる。
word001:生き方には二通りしかありません。
奇跡はどこにもないという生き方と、すべてが奇跡だという生き方です。word079:文化の価値を大切にする人は、間違いなく平和主義者です。word137:すばらしい知性と好ましくない人格がいっしょになると、
気味の悪さを感じます。読書欲の土曜日、
ちょっと本を開けばアインシュタインにも会える幸せ。
『Ask Einstein』
偉大な科学者としてだけではなく、一人の人間として
世界中の人々から愛され続けるアインシュタインのことば集。
フィリピンに来て1年半、かぁ。帰国後の進路を考えてみた。たぶん初めて。いろんな選択肢が頭をぐるぐる巡る。スタバ、コーヒービーンズをはしごして、紅茶片手にPCとにらめっこの午後。
音楽はいろんな思い出のスイッチを押してくれるあの曲は白いゲレンデへあの曲はおととしの夏のドライブにあの曲は試験前のドキドキをあの曲は毛布に包まって飲んだ紅茶を曲を聞けば、引き出しはいつでも開くだけど季節は変わる景色も人も自分も変わるそしてまた新しい引き出しを作ろう
優子ちゃんとpower lunchに出かけた。Tsumuraにハーゲンダッツ。優子ちゃんは私にとってまるで太陽みたい。太陽の近くにいるとぽかぽかしてくるよ。
満月がとてもきれい。フィリピンの月は下から満ちてゆく。夜が明ければEaster Sundayがやってくる。満月はまるで、闇をまるく切り抜いた天窓みたい。その天窓からは白い光が差し込んで、地上をやわらかに照らしてる。
月は、29,5日で8つのステージをこなすらしい。新月、三日月、上弦の月、豊穣の月、満月、種まき月、下弦の月、鎮静の月。人は知らず知らず月や自然のサイクルに同調していると思う。そういう、自分ではどうにもできない力がこの瞬間につながっているんじゃないかなって。やわらかい月の光を浴びて復活したイエス・キリスト。いろんなことが起きても、わたしも何度でも復活できたらいいな。
明日は友だちの誕生日。みんなで遊園地に行くんだ。今日は、プレゼントを探してたくさん歩いた。「映画にいっしょに行くよ」券なんてものも作ってみた。自分に余裕があると、人にも優しくなれる気がする。
生まれてはじめての一人暮らしをして1年4ヶ月。わたしはひとりが嫌いなんだと思っていた。いつでも誰かのそばで暮してきたし、それが居心地の良いものだったから。一人暮しを始めてみると、それは思い込みだったのかもしれないとふと思う。別に、ひとりでいるのは嫌いじゃない。わたしは、すぐに新しい環境に適応できしてしまうらしい。ココポのように自然に囲まれた21人家族とのにぎやかな暮らしでも、マニラのように都会でのひとりぼっちの暮らしでも、そんなことはどちらでもかまわないらしい。だれかと暮しても、ひとりで暮しても、どちらでもかまわないほど、柔軟な自分の心がさびしい。
自分にないもの、素直になる気持ち。子どものころから、ずっとそうだったのかもしれない。いつでもお母さんと一緒にいたかったけれど、いえなくて、そっとガマンしていたし、欲しいものがあっても、自分からおねだりするような子どもではなかった。わがままもいわない、聞き分けのよい子ども。母親や兄姉とけんからしいけんかをした記憶すらない。友だちにいいたいことがあってもいわずにしまいこんで、そんなことは表にも見せず平気で付き合っていける。大人になってからは、人を褒めるのが上手だね、といわれるようになった。いつもいいことばかりいうから、本当の気持ちがみえないといわれることもある。いつのまにかそういう生き方をし始めていたから、自分でもどうしようもない。せめて、好きな人の前でだけは素直でいたいのに、やっぱり素直になれない。少しでもよくみてほしくて、強がって、背伸びをしてばかり。いい子でいたいという幼い頃からの強い思いからいくつになっても逃れられない小さな自分。素直になりたい。今、素直にそう思う。
お人形、植物、コップ、ふとん、いろんなものをいつもふたつずつ買ってくるお母さん。 「ひとりじゃ、さびしいでしょう?」そういうお母さんは、いつもひとり。 待ってばかりのお母さん。 いつも、わたしがどこかへ行くときは、引き止めるわけでもなく、ただ、「いつ戻る?」とたずねる。 それが、何年帰ってこないかわからない海の外への出発であっても。 お父さんのときも、そう。いつだって待っていた。 いちばんじゃなくてもいいって、お母さん。 ただ、想う人が好きなことをしてしあわせでいるなら、いつまでも待つことのできるお母さん。すこしだけ、似ているのかもしれない。
あい 口で言うのはかんたんだ愛 文字で書くのもむずかしくない
あい 気持ちはだれでも知っている
愛 悲しいくらい好きになる こと
あい いつでもそばにいたいこと愛 いつまでも生きてほしいと願うこと
あい それは愛ということばじゃない
愛 それは気持ちだけでもない
あい はるかな過去を忘れないこと
愛 見えない未来を信じること
あい くりかえしくりかえし考えること
愛 いのちをかけて生きること
『あい』 谷川俊太郎
「あい」はわたしにとって
優しくいるためのエネルギー
毎日をささえているもの
生まれてきた意味
そしてわたしがもらった名前。