ココポで過ごす最後の夜。
夕焼けの時間を過ぎると、家の前に用意されたテーブルの 上に、一皿一皿食べ物が集まってくる。水浴びを終えて、そろそろお腹を空かせた子どもたちもテーブルに集まってくる。家族で小さなlotuをして、感謝の 歌を歌う。 真ん中に用意された白い椅子に座るように言われると、Mirriamがこっそり用意した椰子で編んだ冠を、私と hiroの頭に飾った。それを合図にカードや手作りのプレゼントを膝にのせてくれた。おいおい、俺はまだ居るよ、aiが日本に帰るんだよ、とhiroは言 う。いつもどってくるの、と子どもたちは私に聞いた。"sampelataim bihain(いつかね)"、と言うと、それだけで充分な答えみたいだった。"日本のお菓子を送るよ"というと、嬉しそうな顔をして"いくつ?"と聞いて いた。ちびすけ家族も今日はご馳走にありつけて嬉しそう。 |
空は満月で、明るくみんなの顔を照らしていた。最後の夜だったけど、特別ではなく、とても自然な時間が流れていた。この家に来れて、この家族と暮らせて、本当によかった。