Saturday, November 13, 2010

貧しい国で女の子として生きるということ

自分の誕生日には1冊何か本を読もうと思っていて、手にした本。縁あって、いわゆる「開発途上国」と呼ばれる国に行き来している自分の、ささいな日常さえできないことだらけの自分に、それでもできることは何かを問いかけてくる、5つの物語。女の子というだけで、生まれる前に絶たれる命、妊娠や出産に耐えられない未熟な体での結婚、少女兵、人身売買、売春宿・・・書ききることなどできない海の向こうの現実。過酷な環境の中でも自分の足で歩みを続ける「女の子」たちが言葉で、写真で語りかけてきます。

女性は、収入の約90%を家族や子どものために使い、男性の場合は30〜40%なのだとか。家族や子どもを思いやる女性がもっと決定権や発言力を得たら、世界はもっと平和になれるはず・・・無力な自分だけれど、38才になる「女の子」の自分を、できるだけ笑顔で生きていこうと思います。