Friday, December 25, 2015

クリスマスプレゼント

今年も、サンタ役が無事に果たせました。朝起きて、プレゼントを見つけて、飛び上がって喜ぶふたり。「サンタさん、ありがとー♡」だって。誰かが、自分のしたことでこんなに喜んでくれるっていうことってものすごい嬉しい。

お母さんが、旅立つ10日前にホスピスに入院することになったときのことを思い出しました。そんな状況でも、「喜ばせよう」とするお母さんに、本気で怒っていた私。確か、1万円の部屋から、無料の部屋まで色々あって、お母さんは無料の部屋がいいといい、私は、値段を気にしてる場合じゃない、快適でいてほしいと思って。「少しでも、(子どもたちに遺産を)残したい」というお母さんに、「そんなガマンして節約したお金もらって嬉しいわけがない」と腹を立てていた私。

毎年、年の瀬になると、年末に帰省してくる私たちのために、すごい贅沢な食材を買い込んでいたお母さん。そんなお母さんに、こんなに食べきれないよ、もったいない!と怒る私。毎年恒例になっていた会話。年末だけのことでなくても、なんでも、そう。勝手に、私たちによかれと思い、色々買い込んでたお母さんと、それに怒る私。

今頃になって、ほんとは、その頃からわかってたのかもしれないけど。誰かを喜ばせる喜びは、人が生きていくのに、絶対に必要な大事なことなんじゃないかって。

お母さんが別府に来てから、そのお母さんの大事な「誰かを喜ばせる喜び」を奪っていた私。お母さんを喜ばせたい喜ばせたいとばかり思っていた。だったら、喜ばせる喜びをもっと感じさせてあげたらよかった・・・誰かの役に立っていたいと思っていたんだろうな・・・

お母さんが生きているときに、気づいていたらよかったのにな。。もう遅いけど、お母さんがそういうことに気づかせてくれたことに喜ぶことにするね。今年の私へのクリスマスプレゼントということにしようかな!ありがとう。